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かつてのわたしへの言葉 [in a dream]


2~3歳の子供を2日連続で預かっていた。
私が身を置いている場所は大所帯で
共に住まう人達はどうやら自分の家族ではなさそうだ。

子供を預かったと言っても私自身がという訳ではなく
私が身を置いている場所が・・という事らしく
別段その子のお世話をする必要があったわけではなく
こちらにいる子供達と好きに遊んでいる様子を遠くから見ているような感じであった。

2日目、どこかへ向かう道の途中でその子の家のおばあちゃんと会ったので挨拶をすると
「昨日は帰宅があまりにも遅すぎた(23時を回っていたらしい)ので
 今日はもう少し早く帰宅させて下さい」と頼まれた。

「ええ、もちろんです」と約束し、別れたのだが
用事を済ませて帰ると何やら面倒なことが起きていて
みながその対応で手一杯になり、私もすっかりおばあちゃんとの約束を忘れていた。
そしてふと気づくと時間は23時を少し回ったところだった。
冷や汗が背中を伝った。あれだけ約束したのに・・・
こんなに大切な約束をどうして今まで忘れていたのだろうか?と自分を責めた。

怒っているだろうな・・・約束を守れない人だと思われているだろうな
どうしよう?なんて説明すればいいのだろう?と高速回転している頭で考えたが
いや、もう弁解のしようがないと諦める。
実際に約束が守れなかったのだからまっすぐな気持で謝るしかないのだ。
そう腹を据えて子供を連れてその家の呼び鈴を押した。

出て来たのはおばあちゃんではなくその子の母親だった。
足早に私のもとへやってきて乱暴に子供を自分の元へ引き取った。
そしてふと我に返り、子供への申し訳なさから泣いてしまった。

ああ・・・まずい 私のせいだと思った。
彼女の気持が痛い程伝わって来たからだ。
彼女が怒りの矛先を向けたいのは私なのにそれが出来ず
怒りに任せて子供を乱雑に扱ってしまったことを悔いているのだと。

「どうか自分を責めないで下さい。
 毎日一生懸命に生き 子育てだって真剣そのものじゃありませんか」
 
気づけば私も泣いていた。
そして、思わずこんな言葉が口をついて出ていた。
本当は第一に謝罪するべきなのに・・・

そう思う一方でこの場に不適切なこの言葉は
かつての自分にあてたエールなのだと気づいてもいた。
合わせ鏡のように見せられた彼女の姿を通してかつての自分を見つめていたのだった。

普段意識上に上ってくることはあまり無くなっていたが
子供達が自分を求めていた時に充分に応えてあげられなかった事への後悔や
自分のとった行動・言動に対しての怒り等
子育てにまつわる罪悪感が自分の中に色濃く残っていることも同時に分かってしまった。

そのこと気づいた途端、そういった感情を真正面から見つめ
そうせざるを得なかったその時の自分を理解し、許してあげたいという気持に包まれた。
ずっとそこに縛られ続けていた自分の一部を自由にしてあげる機会が
とうとうやってきたのだと感じたからだ。
そして後悔ばかりの出来事から学ぶべきこと学び、感謝して次に生かしたいと思っていた。
人間だからまた同じ過ちを繰り返すかもしれないが、その時は前より早く気づけるだろう
気づいたらそこからまた軌道修正すればいいのだと。

だからもう怖がる必要はない。
無意識に見ないことにしてきたものと対峙し、光を当て
その時の自分も充分頑張っていたのだという事を理解したい
そうしてどこかに置き去りにしたままだった私の一部を今の私と統合させたいと
目覚めたばかりのボンヤリした頭で考えていた。


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