贈り物 [ひとりごと]
あなたと私が出逢ったのも
こうして話す機会が訪れたのも
決して偶然なんかじゃない
あなたからしか受け取れないもの
私からしか渡せないもの
それらを互いに持ち寄って
完璧なタイミングで出逢ってる
誰ひとりとして例外はない
私もあなたも全ての人も
日々無数の出来事の中で人と出逢い
自分にしか出来ない贈り物を渡し合っている
奪い合いじゃなくて渡し合い
本当はそんな風に世界は回っているんだ
ひとしずく [ひとりごと]
ちいさな雫が ポチャン・・と落ちた
湯船に伸ばした足の方で
波紋は静かに広がって
私の上半身にぶつかり
耳では聞こえない音を立てて消えていった
たったひとしずく
だけど 決して小さくはないひとしずく
その一粒が確実に何かを生み出しているということを
何にも影響を及ぼさない現象はないということを
何度も何度も繰り返し
意外にも大きな存在感を持って伝えていた
はじまる [ひとりごと]
目覚まし時計の音を合図に
眠りの世界から戻ってきたばかりの朝
意識がまだぼんやりとしているから
目を閉じてゆっくりと呼吸をし
自分の内側に向けて そっと耳を澄ましてみる
しん・・・と静まった世界に
”わたし” がくっきりと浮かび上がる
呼吸に意識を向け
今、ここに居ることを感じていると
わたしの領域は外へ外へと広がって
境界線はだんだん曖昧になり
やがて外側の世界と溶け合ってしまう
とても穏やかで
ちょっと形容し難い気分だ
そんな感覚にしばらく身を委ね
再び私の小さな領域に戻ってくる
そしてまた 新しい一日がはじまる
必要不可欠 [ひとりごと]
ぽよん [ひとりごと]
一人でふらっと出かけたくなったら
”大体こんな感じ” と大枠だけ決めて
あとは気ままに動くのが好き
心の赴くままに足を向け
気に入った場所を見つけたら
気が済むまで佇んでいたい
その時々で変わる気持を大事にしたいから
細かいスケジュールは決められない
そんな私の行動は穴だらけ
効率だってよろしくない
”もっと事前に調べていたらなぁ…”と
時には悔やむこともあるけれど
キッチリ決めなかったからこそ
出逢う ”ステキ” もきっとあるはず
「次はどうしたい?」「どっちに行こうか?」
相談しながら歩いていると
心がゴム毬みたいにぽよんと弾み
子供みたいに無邪気に喜ぶ
いろいろあって いろいろ感じて [ひとりごと]
サバの味噌煮が美味しく出来た
美味しいお茶が淹れられた
ふと気づくとKanoとLunaがそばで寛いでる
しあわせ
期待していたものがそれほどのものではなかった
ガッカリ
ゆで卵の殻がうまくむけない
イライラ
食卓で聞いた「美味しい」
嬉しい
お散歩で素敵な光景と出逢った
ふと見上げた空に綺麗なお月様が…
感動
分かってあげられなかった 分かってもらえなかった
私の言葉が誰かを傷つけた
自己嫌悪
すごく面白い映画を見た / 本を読んだ
ワクワク
大きな声で歌った
いい風を感じた
森の香りを吸い込んだ
気持ちいい
毎日毎日何かしらあって
心はその時々で大きく動いたり そっと静かに受け止めたり…
人の気持や自分の気持
時々面倒くさくなるけれど
感じることは生きることから切り離せない
That's my life, my lovable life.
一日の終わりに [ひとりごと]
今だから言えること [ひとりごと]
昨年の今ごろ 君は嵐の中にいたね
少しでも気を緩めたら
自分の意志とは関係なくどこかへ飛ばされてしまいそうで
神経を張りつめ 身を低くして凌いでいたよね
向かい風に押し戻されそうになっても
時々立ち止まっては足をふんばり
一歩ずつ 歩みを進めたね
そうして嵐が過ぎ去ると
ようやく君は優しいまなざしを自分に向けるようになった
そのままの自分を少しだけ受け入れ
好きになりはじめているように見えるけど
だからなのかな
今の君はとてもしなやかで
本当の優しさも強さも両方持っている
ここ一番という時は 自分の心に従い行動してる
これは今だから言えることだけど
あの時の嵐は敵じゃなかったんだね
そう思えるようになる場所まで歩みを止めずに辿り着いたこと
誇りに思っていいと思うな
道しるべ [ひとりごと]
大切な何かを守るためには
時には勇気が必要だね
誤解を恐れずに自分の想いを伝えようとする姿勢や
周りの強い意見やその時の空気に流されない強さが…
すごく怖いけど
どうしても譲れない時には その勇気を奮い立たせなきゃ
もしもそこで逃げてしまったら
大切に大切に積み重ねて来たものが
あっけなく一瞬で崩れ去ってしまう事だってあるのだから…
人との衝突を避けてばかりじゃ大切なものは守れない
納得のいくものは作れない
”愛ある対立”と誰かが言っていたけれど
同じ方を向いて歩くためにお互いを理解し合う過程では
どうしてもそれは避けられない
それは対立のように見えて対立じゃない
それを避けようとして言うべき時に何も言わず
心がそうすべきだと告げている行動をとらなかったなら
あとに後悔と自分への怒りが募るだけ
だから ”勇気がない” と理由をつけて
自分の心を欺くのはもうやめよう
想いをまっすぐに伝えてみよう
その後どうなるかなんて その時考えれば良いこと
心が ”今” 自分に語りかけていることに敬意を払おう
その通りに行動してみよう
それはきっと
今まで行けなかった場所へと通じる道しるべ
信じて大丈夫
そこは安全だから…
想いは伝わり その時の最善の結果が得られるから…