秋来たる [やまとうた]
とこしえに続く暑さと思えども 食が進みてゆく夏を知る
忍び足駆け足になりふと気づく 秋の便りは風に込められ
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あと少し あと少し・・・と
毎日呪文のように唱えて何とか凌いできた日中の暑さもようやく落ち着き
駆け足で秋がやって来ましたね?
これまで密かに潜水で泳ぎ続けてきた秋がいきなり水面から顔を出したような・・・
そんな印象を受けています。
空気の匂いも変わり、深呼吸をすると心地良さを感じます。
ここ数日で kanoも私も急に食欲が出てきました。
「犬はあげたらあげただけ食べるよ」と聞いていたのですが
kanoはそんなことはなく 満足するとお皿に残っていても余分には食べません。
沢山残すこともあれば ”これはレディの嗜みか何かですか?”とツッコミたくなるような残し方
(ほんの2~3粒、時にはたった一粒だけ残して去って行くとか・・・)をすることもあり
面白いなぁと常々思っていました。(笑)
このように、Kanoは元々食べる事に執着がない方なのかもしれませんが
暑い間は毎日ほんのポッチリしか食べませんでした。
ところが涼しくなったとたん
明らかに食事の時間を楽しみにしているんですよね~(^m^)
私も普段は朝と昼が一緒になることが多いのですが
近頃は朝からお腹が空くので三食バッチリいただいてます。(笑)
身体は正直ですね?(^^)
夏の日中は何をするにも気合が倍以上必要で
毎日の暮らしがルーティンワークのようになりがちでした。
でも、身体が楽になってくると色々なことに対して自然とやる気が出て来るものですね(^^)b
身体を動かすことも楽に出来るようになってホッとしています♪
旺盛な食欲にまかせて食べてばかりでは大変なことになってしまいますから…(^m^)
まだなの・・・ [やまとうた]
涼やかな風に負けじと高らかに
声合わせ鳴く夕刻の蝉
日中の炎暑かき分け吹き抜ける
涼風(かぜ)押し戻す熱き歌声
この生命(いのち)謳歌せんとひたすらに
羽震わせて辞世の句を詠む
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毎日毎日、日中はホントニ暑いですね。。。
それでも夕方になると風がサーッと吹き、涼しくなってくるので
夜は例年よりもずっと過ごしやすいと感じています。
昨日は風が涼しくなって来たぞ~♪と喜んでいたら
まるでそれに対抗するかのようにツクツクボウシとアブラゼミが
やたら激しく鳴いていることに気づいてしまいました。
それまでは太陽もギラギラで気温も高かったため
蝉の声もその雰囲気に馴染んでいて
遠くでかかっているBGMのように気にならなかったのだと思うのですが
一旦涼しくなってみると
あれ~?なんだかすごくアンバランスなんじゃない? と感じてしまったのです。
お互いの声をかき消すように激しく鳴く蝉の声が
せっかくの涼しさを押し返す勢いで・・・(^^;
”だってまだ全然満足していないんだもの!
だから暑さの中でめいっぱい歌うことを楽しみたいの♪” とでも言いたげな
蝉の渾身のメッセージが伝わって来た 不思議な夕暮れ時だったのです(^^)
アルバム [やまとうた]
母のところで、生まれて~1歳くらいまでと
もう少し大きくなってからのアルバムを見て来ました。
そして、そこにずっと在り続けたとてつもなく大きな愛が
ページをめくるたびにドド~っと雪崩れてくるようで
ちょっと不意打ちをくらってしまいました。
写真に添えられた父のコメントが感傷的な気分を呼び覚ましたのか
はじめは大笑いしながら聞いていた父の思い出話の途中でどうにも切なくなってきて
涙が止まらなくなってしまいました。
亡くなって17年も経ち
さすがに父を思い出して泣くこともなくなっていたのですが・・・
ある時期の写真を見て
自分の表情が今と違っていてまるで別人みたいだと感じたり
妹と私はやっぱり似ているな~と思ったり
自分は母親にばかり似ていると思っていたけれども
実は父親にも似ていたんだなと思ったり
生まれたての自分とわが子がそっくりだと感じてビックリしたり・・・
生身の人間を平面的に捉えているはずの写真から
意外にも細やかな情報が伝わってきて
また不意打ちをくらった気分になりました。
父母を通して先祖代々受け継がれてきたものを私は受け取り
更に子供達へ繋げているということが不思議に思えてならなかったのです。
という訳で、今日のお題はアルバムです。
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アルバムをめくり伝わりくるものは
我を迎えし父母の喜び
真っ直ぐに我を見つむるまなざしに
吾子の面影重なりて見ゆ
遠き日に刻まれし瞬間封じ込め
色褪せてなお光を放つ