アルバム [やまとうた]


母のところで、生まれて~1歳くらいまでと
もう少し大きくなってからのアルバムを見て来ました。
そして、そこにずっと在り続けたとてつもなく大きな愛が
ページをめくるたびにドド~っと雪崩れてくるようで
ちょっと不意打ちをくらってしまいました。

写真に添えられた父のコメントが感傷的な気分を呼び覚ましたのか
はじめは大笑いしながら聞いていた父の思い出話の途中でどうにも切なくなってきて
涙が止まらなくなってしまいました。
亡くなって17年も経ち 
さすがに父を思い出して泣くこともなくなっていたのですが・・・


ある時期の写真を見て
自分の表情が今と違っていてまるで別人みたいだと感じたり
妹と私はやっぱり似ているな~と思ったり
自分は母親にばかり似ていると思っていたけれども
実は父親にも似ていたんだなと思ったり
生まれたての自分とわが子がそっくりだと感じてビックリしたり・・・

生身の人間を平面的に捉えているはずの写真から
意外にも細やかな情報が伝わってきて 
また不意打ちをくらった気分になりました。
父母を通して先祖代々受け継がれてきたものを私は受け取り
更に子供達へ繋げているということが不思議に思えてならなかったのです。

という訳で、今日のお題はアルバムです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アルバムをめくり伝わりくるものは 
 我を迎えし父母の喜び


真っ直ぐに我を見つむるまなざしに 
 吾子の面影重なりて見ゆ


遠き日に刻まれし瞬間封じ込め 
 色褪せてなお光を放つ

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ゆうみ

子どもたちの写真 お腹にいるときからずっと撮り続けてますが
ある一瞬から表情が変わったと思える時があります。
これからも変わっていくでしょうが とり続けていくことが財産のような気がします。

by ゆうみ (2012-08-22 23:55) 

Sizuku

ゆうみさん、こんばんは^^
お休みのところお越し下さりコメントまで・・・
ありがとうございます。

お腹にいるときから写真を撮っているのですか!
ずーっと撮り続けていると違いも一目瞭然でしょうね^^
それはお嬢さん達にとって、何にも代えがたい財産になると思います。
お嬢さん方、きっと自分が母親になったとき
しみじみとお父さんとお母さんの愛をゆうみさんのお写真から感じ取ると思います。
幸せなことですね(*^^*)

by Sizuku (2012-08-23 00:09) 

kita*

アルバムってちょっと前は開けなかったです...
なんでって、Shizukuさんの‘不意打ち‘の感覚に近いのかもしれませんが
受け止めきれないよーっていう思いがあって。
でも、たまにゆっくり見返すと確かにそこに時間が流れて、
今に至っていることや、その中ではぐくまれたものが
ちゃんと今の自分にあることがわかって、
ああ、やっぱり写真って残さなくちゃって思ったり。

Shizukuさんはお子さんもいらっしゃるから
また違ったアングルでとらえられるのでしょうね。
もし私が子供を持つことができる人生だったら、
この見方はどんなだったかなあと思いますねー。
by kita* (2012-08-23 00:36) 

SHOKO

Sizukuさん、こんばんは。
赤ちゃん時代のお写真を通しての
ご両親様から注がれた溢れんばかりの
愛情を改めて受け止められ
数々の素敵なエピソードに心ふるわれ
とても素晴らしいひと時でしたね。

sizukuさんのブログを拝見させて頂く時
いつも言葉では表現できないくらいの
温かなものを感じ 感極まってしまいます。

今回も素敵なお話のお裾分けを、
そして情景がパッと浮かぶ
素敵な言葉たちを有難うございます。



by SHOKO (2012-08-23 01:38) 

sae

自分が子供の頃のアルバム。。もうずいぶんと開いていないです。
今開くと・・今までとは違う感情があるのかもしれないですね。
深い愛情をキチンと感じてもらえて、きっとお父様も喜ばれてると思います^^
私も今年は父の17回忌なのです。
お盆には母と兄と私とお墓参りに行ってきました。
もうそんなに経つんだなぁ。と、今年は少しシミジミ。

by sae (2012-08-23 07:11) 

Sizuku

Kita*さん、こんにちは^^
コメントありがとうございます。
今回もまた、自分の感じたことと重なる部分が多々あり
頷きながら読ませて頂きました。

>でも、たまにゆっくり見返すと確かにそこに時間が流れて、
>今に至っていることや、その中ではぐくまれたものが
>ちゃんと今の自分にあることがわかって、

ここの部分、私が説明できなかった気持を代弁して下さったかのようです。

実は私もあまり子供の頃のアルバムって自発的に見たことがなかったのです。
以前見たのは、まだ私自身が母親になる前だったと思うのですが
その時はもっと淡々と見ることが出来ていたように思います。
多分必要以上に色々と感じないように
自分自身で受け止めるアンテナの感度を低くしていたと思うので・・・

でも今はそういうものを取り払っていて
準備のないまま受け止めちゃったというか
あれ~?思っていたより遥かに大きなものを
私は両親から受け取っていたのだなぁと感じたんですよね。

自分自身が母親であるかないか、それが関係あったかどうかは分かりませんが
そこから伝わって来るものが以前より大きく感じられたということだけは確かでした。
Kita*さんのお気持をシェアして下さって、ありがとうございました(*^^*)

by Sizuku (2012-08-23 15:53) 

Sizuku

Shokoさん、こんにちは(^^)
コメントありがとうございました。
そして、いつも心を寄り添わせて記事を読んで下さるそのお心に
感謝の気持でいっぱいです^^

ちょっと上手く説明できないのですが・・・
今まで私は、本当は気づいていた父母の溢れるばかりの愛情の
一部分だけ(その時々で受け止められる分だけ?)を受け取ろうとセーブしていて
そういう自分の過去の在り方にも気づいてしまったんだなぁと、今思いました。
そして、全部受け止めてもいいんだ~ということも同時に感じました(*^^*)

なんだかお返事になっていないような気もいたしますが
聞いて(お読み)下さってありがとうございます^^
by Sizuku (2012-08-23 16:09) 

Sizuku

saeさん、こんにちは^^
コメントありがとうございます♪
先日の細いお月様、とっても綺麗で感動しました☆

そうでしたか!
saeさんのお父様もそれでは平成7年にお亡くなりになったのですね。
不思議ですね、また共通点が・・・
もうこんなに経ってしまったのだなぁと私もしみじみ思いました。

アルバムは確かに十分大人になった今見てみると
随分と違った感覚で見ている自分を発見する機会になるかもしれませんね。

saeさんがおっしゃって下さったように
父も「やっと気づいたか~?」と苦笑いしつつ
喜んでくれているような気がします(^^)

by Sizuku (2012-08-23 16:16) 

(。・_・。)2k

自分の子供のために
写真 撮りためて下さい(^^)

by (。・_・。)2k (2012-08-23 21:47) 

Sizuku

2kさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます。

本当はそうしたいのですが
子供達は小学校の高学年くらいからカメラを向けられるのを嫌がるようになり
その年齢から先の写真はほとんどないんです。(涙)
なので、学校で撮ってもらったものが貴重な記録になっています。

寂しいけれど無理矢理撮るものでもないなぁと思って・・・
この間、長男が寝ているところをコッソリ撮ったのは秘密です(^^)ノ

by Sizuku (2012-08-24 00:02) 

ken

何度も読ませていただきました。心に沁みる親の愛情を感じました。
素敵な文章と心地よい響きの「やまとうた」に脱帽です(^.^)
またまた、もう一歩ですが・・・「アルバムの笑顔に想う親の愛」
by ken (2012-08-24 09:14) 

コノハナ

こんにちは♪

やまとうた素敵です!

深い思いに唸ってしまうわ。

気軽に読める字数がいいですね!やってみたくなりました^^


by コノハナ (2012-08-24 11:04) 

Sizuku

Kenさん
またまた素敵な俳句をありがとうございます♪♪♪
ご自身の想いを歌で表現して下さるそのお気持がとっても嬉しいです^^

そして何度も読んで下さったとは・・・
嬉しいお言葉、ありがとうございます(*^^*)
by Sizuku (2012-08-24 13:59) 

Sizuku

コノハナちゃん、こんにちは♪
毎日暑いけれど、元気にお過ごしですか?

和歌の音のリズムって心地いいなぁと思うのです。
やはり私達日本人のDNAにはそのリズムが最初から刻み込まれているものなのだと身体で感じました^^

是非作ってみて~♪
きっとハマること間違いなしです(^^)

by Sizuku (2012-08-24 14:03) 

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